ビルボード横浜、緊急特集!

NOAH VOICE - 浅草六区SHOW -

佐野元春&ザホーボーキングバンド、スモークandブルー、ビルボードツアー最終日

ビルボード横浜、ファーストステージに参加した。なんだか、質の良いミュージカルか、フランス映画を観たような、高級なのだけれど食べやすいディナー、質の高い職人の上等な和食を食べた後のようななんとも言い難い満足感。それでいて、もう少しだけ、、、あともう少しだけな、余裕。

そんなことを感じるコンサートに参加出来た。なんだか、今夜はバンドの動きばかり見入ってしまった。ドラムのスティック捌き、フレットが踊るウッドベース、何重ものおとが連なり震えるようなスライド、なんでも出てくる上質なマジシャンを思わせるピアノ。

そして、何よりも主人公のこのステージを心から楽しんでいる最高の遊び心が、言葉にリズムに、時折みせるピアノに、まるで王様の振る舞いにしてやったりな、バンドのアイコンタクト。全てがこの国のロックミュージックの最高峰。

 

 

 

スタンディングの勢いのあるバンドのライブもいい、一緒にヒット曲を口ずさめるコンサートもいい、しかしながら心の中でしか叫べない昨今のライブ事情の中、こんなスタイルは佐野元春とバンドしかできない。つまりは静かなる、躍動、無言のグルーヴ、冷ややかな熱さなのである。

そこにいた人間ならわかるだろう。彼らの伝えたかった思いが。ヘイ!どんな気分だい?と、聴こえてくるようだ。

もう一度書こう、この夜の佐野元春とバンドは過去類を見ない、この国の最高のライヴパフォーマンスをやってのけてしまった。その証拠にファーストステージを見た興奮を醒めねまま、2ndステージの当日券の列に並ぶ人たちの笑顔。こんなライヴ他にはないだろう。

例えば、ボブディラン彼のバンド、ニールヤングとクレイジーホース、日本には佐野元春とホーボーキングがいる、ラストの最新マシンを降りた瞬間の佐野元春から見えた自信の笑顔とバンドのガッツポーズ、どうやらそう遠くない、来年あたりまた、この伝説のバンドに会える日もそう遠くなさそうだ。

佐野元春とホーボーキングバンドのビルボードライブは海外でも充分に通用する実力と粋なムードが醸し出される良質なワインのようなステージだった。

開演前と終演後、いつも僕のラジオを聴いてくれているリスナーの方々から幸運にも声をかけていただいた、こういう瞬間はラジオをやっている人間にとって本当にかけがえのない瞬間だ。そして、皆さんのこのツアーの思いを放送できたらどんなに喜んでいただけるかなと。

それはいろんな事情で今回参加を断念したみなさんにもせめてこの日の空気だけでも伝われば、そんな気持ちで緊急特番、ビルボード総決算を放送します。急遽スタッフとも準備しています、締め切りは10月13日です。既に多数のメッセージ、リクエストがスタジオに届いています。

この一曲、このフレーズ、このドリンクにフード、ビルボードのあなたなりの感想を佐野さんへ届けましょう!そして、新曲、ルル!是非ともレコーディングを、作品化の実現を期待しましょう。

放送は、10月27日配信予定です。お楽しみに

追伸、打ち上げで入りました、横浜某所路地裏の東北地方中華、まいう。苦しかった、これで一人前か?

リクエスト&メッセージ