下北沢で逢えました・1

NOAH VOICE - 浅草六区SHOW -
60歳還暦記念ライヴ ナシゴレンNOAH

日曜日のフリーマーケット、下北沢駅前は10代、20代の若者でいっぱいだ。

それはかつての演劇の街、劇場の街から、今や古着の街、流行の街、そしてライヴハウスの街になっていた

本当に何年振りかのこの街はなんとなく、僕の知るあの時とは違う街となっていた。

今夜はナシゴレンNOAH&Dr.kyOnのワンマンライヴ「Two Of Us」(My 60th Blues Tour Last@Tokyo)に来た。

イベント参加を除いては本格的なワンマンライヴは2023・9月の「広島ヲルガン座」以来となる。そして、なんといっても

今回は、アルバムプロデューサー「Dr.kyOn」(以降kyOn) が全面参加という。

アルバム全曲再現するというライヴ、果たしで二人でどこまで再現できるのか?一抹の不安もないわけではないが、

開場と同時に満席、立ち見も含め、当日券なしのソールドアウトの熱気がオーディエンスのショーを待つ間の思い思いの楽しみ方を見ていた感じた

あるものは友人との再会を祝い、あるものはタマゴシェイカー(この日限定のグッズ)を振り、あるものはビールを楽しむ

場内はアメリカンポップスやドゥーアップが流れる。「ロネッツ」「シフォンズ」「ロイオービスン」「ダスティスプリングフィールド」

全て「1963」ビルボードヒッツばかりだ、「1963」そうだった。この日の主役の一人「ナシゴレンNOAH」(以降NOAH)の

還暦記念ライヴでもあるのだ。

BGMのあと、アナウンスが入りいよいよショーの始まりだ。この日のテーマである「Two of Us」(The Beatles)がSEでやや大きめのヴォリュームで

そして、ゆっくりとピンクのジャケットでNOAHが登場!続いて、レッドアディダスのkyOnがタマゴシェイカーを振りながら登場。

そしてサポートメンバーとして今回は「ナシゴレンYOKO」が登場すると、SEが止まった。

オープニングはNOAHのイントロでアルバム同様の1曲目「海人の詩」が炸裂した。広島ではアンコールのこのナンバーが1曲目予想はしていたが

最初から客席は大合唱「HEY!HEY!HEY!」YOKOの合図に合わせてまるでリハでもしていたかのようなこの日のオーディエンスのノリの良さ。

それはショーが進むにつれてさらにパワーウップしていった。曲の後半はお馴染みのR&Rメドレー、ここでもコール&レスポンス。

4曲目「トックトゥクに乗って」が始まる前にkyOnの大爆笑のシェイカー指導、とNOAHのコーラス指導、場内はすでにFUJI ROCKか?

という盛り上がり、ニューオーリンズ全開のkyOnの炎のピアノは時にDr.JohnのあるいわJames bockerにも聴こえた。

間髪入れずにニューオーリンズ繋がり

ここでkyOnのリードヴォーカルでBo Gumbosの名曲「魚ごっこ」前半戦の山場は間違いなく来た。すでに声の枯れたオーディエンス続出

本当に楽しい、往年の「RCサクセション」や「Bo Gumbos」のライヴを彷彿させるような。客席とともに歌い奏で肩揺らす。ああ、音楽って本当に楽しいなあ

と思える瞬間であった。

「夢のうた」で1部は終了したが、曲の前のMCではNOAHの子供時代、ラジオが友達で、そこでR&Rと出会い、夢を実現した今日までのこと

そんなことが当たり前に語られ、このナンバーを聞いていたら、もう一度自分の夢に向かって動いてみたいなあなんて思ったりしていた。

 

続く 文・瞳二郎

アルバムプロデューサー Dr.kyOn(Key)
熱狂雷舞第一部
アンコールまで全力なナシゴレン

リクエスト&メッセージ