ライブ編は、まずはNOAHのソロパートから始まった。数々のオリジナルナンバーから選ばれたこの日の一曲目は?なんと、ハリケーンセッションズから、「流れ者のブルース」既に昨年末に配信リリースされ、Spotify独占配信番組、NOAH Voiceのオープニングテーマでもある、ROCKナンバー。
イントロから手拍子で返す広島の今日のオーディエンスは、凄いノリだ。ハリケーンセッションズは、昨年夏都内スタジオでのレコーディングセッション。ドラムス古田たかし、ベース井上富雄、ギター長田進、ヴォーカルNOAHという夢のセッションである。
終始リラックスした、MCはライヴを通して時に前向きなメッセージあり、ユーモアあり、日常の他愛ないことであり、NOAH自身の姿を語る、そこは現役のラジオD J。余裕の語り、笑いあり涙ありのお馴染みの間合いにオーディエンスも満足そうだ。
曲は、Dr.KyOnプロデュースのニューアルバムからを中心に歌われる。中盤、満を持してナシゴレンYOKOの登場、しばらく振りにファーストアルバム、ナシゴレンの夏より、「海風」が歌われると、不思議に場内に秋風が吹き抜ける気配がした。
そして、これも恒例のオーディエンスのコーラスは、ニューアルバムから、タイ国での友人のことを歌った「トゥクトゥクに乗って」最初は遠慮がちなオーディエンスの声も最後は大合唱に。ここもナシゴレンのライブのお楽しみだ。
第一部は、近年のNOAH LIVEでのお馴染み曲、新しいR&Bアレンジで歌われた、「新しい虹」で幕を閉じる。ナシゴレンNOAHのワンマンライブではここで休憩があるのが実は助かる。ぶっ続けのノリノリライブもいいが正直、トイレにも行きたいし、飲み物もお代わりしたい。
さて、第二部は最初からナシゴレンNOAH&YOKO。まずはニューアルバムからの曲を歌い、広島では多くのファンが待っていた「つばさ」がこの場所で10年振りに歌われた。この歌を最初に歌った、20年前のひゅーるぽんの会場にいた、ファンも感慨はひとしおではなかったろうか。
そして、これも広島ではお約束のナンバー、「明日は明日の風が吹く」レコーディングではKyOnさんのマンドリンがまるでザバンドなこのナンバー、18年前のNOAH全国ツアーでの大合唱がここ広島でも再現された。今のNOAHの60の声で歌われたナンバー一時期は歌わなかったがコロナ禍で再び歌うようになった。そう、この日はいつものようにオーディエンスと共に
いよいよ、ライブも終盤。マイペンライのオープニング曲「フリフリ」からの大合唱。もうオーディエンスがバンドメンバーだ、アルバム「サパーン」からの人気曲が続き、本編ラストの前にヲルガン座スタッフへの労いのメッセージ、と平和について、ここ広島で語り、「サパーン、希望の橋」で幕を閉じた。
熱心なファンからの花束を胸に怒涛のアンコール。いよいよ、アンコール嫌、第三部が始まる。
続く
文、瞳ジロー