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十代の頃、NHK FMラジオで、ご機嫌な番組が始まった。それは今までのAMにもFMにもない、まるでFENのノリ、番組名は、元春レイディオ・ショー。
DJは、そう、佐野元春でした。毎週、ラジオショーは楽しみでした。洋楽、邦楽だけじゃなく、リズムアンドブルースやときにはインディーズまで、幅広いまるで音楽の教科書であり、百科事典のような番組でした。
この番組でラジオのもう一つの楽しみ方や、音楽の魅力について教わりました。
僕の夢は、DJ、ラジオ番組で佐野元春を特集すること
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佐野元春は、いつもリスナーへ、世の中にはまだまだ、ご機嫌な音楽が沢山あるんだぜ、さあ、ベストテンなんかみてないで、表通りへ飛び出せよ。とでも言っているようでした。
当時の音楽の情報は、MTVが出始めるも、やはりラジオ、FM情報誌、タワーレコード、街のレコード店、中古レコード店、レンタルレコード店、数少ない友人達。
友人宅下宿で朝までレコードを聞いていた。
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やがて、佐野元春に会いたくなり、横浜へ、チケットを手に入れコンサートを観に行きました。度肝を抜いたステージは今も変わりません。
レコードとは、全然違うアレンジに驚いたり、まだ発売前の新曲を演奏してくれたり、アンコールでは、デトロイトメドレーを聴かせてくれたり。
まだ、一部の熱心なファンしか知らない、僕だけのヒーローでした。でも、ニューミュージックばかり溢れていた当時の音楽シーンに間違いなく風穴を空けたのは佐野元春でした。
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アンジェリーナや、サムディを代表曲とか、ヒット曲として紹介されるが、それは間違い、どちらも今でこそ日本ロックの不滅のエヴァーグリーンですが、当時は全く話題にならなかった。
それでもアンジェリーナは、サウンドストリートで甲斐よしひろが、熱心に紹介していた、TV kのファイティング80で、毎週ライブで歌っていた。
ようやく日の目を見たのは、ナイアガラトライアングルとアルバム、サムディでした。ここからは、容易にチケットが手に入らない、ホールからアリーナへ。
ヒットチャートへ上り詰めて行きました。
高校生から大学生になり、横浜で少しの間一人暮らししたのは佐野元春のニューヨーク行きの影響もありました。やがて、夢と現実の間で、社会人へ。
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ヴィジターズというアルバムは勇気をもらいました。現状を捨てて新しいチャレンジを。二十代の前半、本気でニューヨークに行きたかった。
40年なんてあっという間だ、きっと佐野元春は笑うだろう。9月3日part1は、アンジェリーナ〜ヴィジターズまで、僕の十代から二十代の学生時代生きてきたともに生きてきた佐野元春を紹介しよう。
ともに同時期を生きて来たであろうリスナーや、友人たちからメッセージやリクエストが集まった。あの当時きっと元春レイディオ・ショーを聴いていたであろう。
コマラジ には、もういっぱい夢を見せてもらいました。
今度は40年後、当時の夢を見せてもらいました、佐野元春への恩返しのつもりで、思いっきり十代の戻って、DJ noahとして、魂込めて放送します。
夢は叶うと教えてくれた。真心がつかめるその時まで
佐野元春、聴いてくれるかな?
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