夕方フレンド

NOAH VOICE - 浅草六区SHOW -

平和がいいに決まっている。78年目のこの日、スタジオでギターリハをしながらこの歌を歌っていたらふと、彼女のことが浮かんできた。『夕方フレンド』今回のレコーディングでももちろん歌われる大切な歌だ。

もう20年以上も前、地方のFM曲のラジオ番組がきっかけで出会った、広島のもう一人の恩人であり、親友。Kは、いまさら書くのもおこがましいが、もしも出会っていなければあのツアーは実現できなかっただろう。

あのツアーとは、、、

 

夕方フレンドを叫ぶ

2005年夏、東京を皮切りに福岡博多まで、全国40カ所ギター一本たった一人で廻りました。それまでの人生最大のピンチがおとずれた。目の前に何もなくなり、途方に暮れた時期。世間からは負け組というレッテルを貼られ、一文なしの風来坊に。そんな中、心ある友人達が僕にもう一度音楽を歌うことをチャンスをくれました。

Lucky clover tour 2005というタイトルで、ライブハウス、バー、ロック喫茶、お祭りの公園ステージ、ホテルの宴会場、歌えるところならどこだって歌った。移動は友人達、ラジオリスナーが、車に乗せ次の街まで運んでくれたり、ヒッチハイクしたり、宿泊所は友人宅へ泊まり、ライブハウスの二階や、倉庫、バーのソファー。

半年近い旅は、周囲の大反対を食らいながらも自主制作のCDを売りながらの生活でした。とにかく何かしなけりゃ、自分の存在価値がみつからない、まさに修行僧のような日々、そんな中光が見えて来た場所、それが広島でした。

 

kは、最初から広島ではやらないの?と、そうだ。忘れもしない東京のある日、約束した。いろんなことが片付きようやく自由に行動ができるようになり、ツアーが始まった。何せ、ラジオD Jというだけで世間には知られていない、無名のアーティスト、いったい聴きに来る人はいるのか?

ちょうどツアー中盤、西日本大阪、兵庫あたり、本当に関西の暖かくも厳しいライブあたりから、何だか自信が湧いて来た。そして、鳥取県米子市寿城、有料観客数100人を超えた。その勢いで広島入り、道中は盟友マークIIの運転だ。

広島は楽座という老舗ライヴハウス、Kの集めてくれた素晴らしい友人と、広島大学音楽サークルの皆さん。満員でした。kからの差し入れのお稲荷さんを食べながら、ふと壁に貼られた楽座のオーナーのiさんの新聞のインタビューが目に入る。

生きているうちに好きなことをやろう。

 

今年の夏、10年振りに広島でまた会える。10年前も来てくれた仲間も来る。いろんな思いで歌う。そして当日はkの誕生日でもある(21日だけど)そして還暦祝いの友人は他にもいるのでこの日にみんなでお祝いだ。

あれから18年、、、僕はラジオを続けている。今も素晴らしいリスナーがいる。時が経っても変わらないものがある。義理と人情は大切だと。kとの絆、広島とのご縁は、一生続く

ヲルガン座でそのことを証明しよう。

 

大先生、博士にご指導いただだきながら、ロックンロール

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