早いものであの怒涛のライヴから、早1ヶ月がたとうとしている。不思議なことに余韻というか微熱というかまだ、私の体の中にも頭の中にもあの日のライヴがぐるぐると回っている。こんなライヴはそうそうないはずだ。
このライヴは北海道・東北・北陸・関東・東海・関西・中国・四国・九州とさまざまな地域、ほぼ全国のファンが集結した感じなのだ。それはkyOnさんの熱心なファンだったり、ラジオを通じてナシゴレンを知った番組のファンだったり、長い間NOAHを応援している友人たちだったり、さまざまだ。
気がついたらライヴは怒涛のアンコールに突入していた。NOAHとYOKOが着替えたTシャツはSTONES。あとで聞いた話でしたがアルゼンチン在住の友人からの還暦祝い、ストーンズ60周年のTシャツとのこと。大きくアレンジした「ダイナマイトに火をつけろ」からのBO GUMBOSナンバーからの「Proud Mary」(Ike&Tina Turner version)もう会場もノリノリだ。
ここでYOKOの隣にもう一人の歌姫が「竹内宏美」氏だ。長田進氏同様、つい先日まで浜田省吾のツアーでバッキングヴォーカルとして大活躍のクイーンがなんとアンコールに登場した。もうこの日最強の盛り上がりの瞬間を目撃することができたのはこの日のオーディエンスだけだ。
いよいよ、ライヴもクライマックス、誰もが待ち望んでいた、アルバムのラストナンバー。これで全曲演奏したわけだ。イントロはこの日のためのロングヴァージョンがkyOnから流れお馴染みのメロディー「Very Merry X’mas」世界中の人の上に。
二人のコーラスに誘われるようにオーディエンスもコーラスに参加。まるで会場はクリスマスパーティーだ。11月の配信から何回聞いたことだろう。耳に馴染んでいる。MCでも語られていたように「井上春生」氏制作のPVも目に浮かんでしまう。まさにこの夜の最高潮だろう。
あっという間の2時間のライヴは、お馴染みのナンバーを今夜はkyOnのピアノをバックに「私の青空」My blue heaven・・・ニューオールリンズの名曲でこの夜のフィナーレ。
終演後、CDに気さくにサインや写真に応じるkyOnは本当に珍しい姿じゃないだろうか?それだけまだまだいけるぞということなのか?単なる機嫌がよかったのかわからない。しかしながら本当に一夜限りなのだろうか?
多分、今夜はこれが最後なんだと思う。スペシャルゲストも素晴らしかったがきっと「次は・・・」が約束されたわけじゃないが、この夜参加した誰もが確信していたんだと思う。それはここにいた誰もが「楽しかった」という合言葉で共感したんじゃないだろうか?
気がつけば10時を過ぎた下北沢の街は昼間の喧騒からは程遠い静かな街並み。どこからともなく「夢のうた」が聞こえてきた。
そう今夜はそんな二人の夢の歌を聞かせていただいた素敵な夜なのだから
文・瞳二郎
NOAH MY 60th Blues TOUR 2023 Final @ Tokyo “Two Of Us”
2024/2/11 sun 下北沢・com.cafe 音倉
SetList
PT1
intro.Two Of Us
M1ー海人の詩〜メドレー
M2ー夕方フレンド
M3ー夏の少年
M4ートゥクトゥクに乗って
M5ー魚ごっこ(vo,Dr.kyOn)
M6ー夢のうた
PT2
M7ーバードクイックリー(New song)
M8ー虹を見たかい?
M9ーつばさ(accodion,Dr.kyOn)
M10ー明日は明日の風がふく(mandlin,Dr.kyOn)
M11ー新しい虹
M12ー一生のうた(vo,Dr.kyOn)
M13ーMy 60th Blues(Guest/Guitar,George osada)
アンコール
M14ーダイナマイトに火をつけろ〜Proud Mary(Guest/Vo.Rommy Takeuchi)
M15ーVery Merry X’mas~世界中の人の上に〜(Vo,Rommy Takeuchi)
M16ー私の青空
Outro,Very merry x’mas(inst)
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Dr.kyOn(Vo,Key.Pf.acoudion.mandlin.per.etc…)
ナシゴレンNOAH(vo,Guitar.per)
ナシゴレンYOKO(Backing vo.per.kazoo)
Guest
George 長田(Guitar)
Rommy 竹内(Backing vo.)
Special Thanks
天辰保文・Asiah・Moopie’s・グリグリオフィス
音倉スタッフ・Two of Us stuff
Thank You 参加してくれた皆さんへ