あれからひと月経ちましたが、体調も復活してきたのでボチボチ、書きましょう。長い夏休みでした。8月の5日から、入院してました。人生初です。手術のために。こちらも人生初でした。
個人的な内容で、終わった話ですので、つまんないので、興味ないかたは、スルーでね。
始まりは今年の2月末くらいから喉の枯れがひどく、声が出しづらい。3月のワンマンライブまで我慢して、医者へ。ここからが戦いでした。主治医から総合病院へ紹介され、ここで検査。喉に腫瘍のようなものが発見、手術可能な別の病院へ転院する。
様々な検査の結果、病状不明のまま、即手術、即入院と宣告される。ここで、私自身の声を使う仕事の説明をするも理解不能、喉は命、声が命。残念ながら理解されないので、納得のいかないまま、喉にメスを入れられるのも嫌なので、調べる。
あっさりセカンドオピニオン、選択に間違いなし、喉、声の専門医にたどり着き再検査。ここで全てが理解できた。ようやく四軒目で、納得の行く医者に出会う。大学病院へ。
野球の投手が、肘にメスを入れるというのは相当なリスクだろう。同じように喉にメスを入れる、これは只事じゃない。正直凹んだ時期もあるが、家族とともにいろいろ話し合い、前に進んだ。
紹介をいただいた、M医師に出逢う。声と喉の専門家、名医です。私の仕事内容を理解してもらい一番ベストなオペ、時期を話し合い結果、8月にやろうということが決まる。6月のことでした。7月末まで講演予定がびっしりなので仕事の調整、ラジオ収録の予定調整、それぞれ関係各所の協力のもとで8月の入院が決まる。
そんな中、6月21日。母が急死する。幸いなことで家族全員で立ち会い、見送ることが出来た。母には入院のことは告げづにいました。
術前検査を通過して最後のPC R検査も無事陰性で通過。まあ、10日くらいなのでいつもの出張気分でと。個室でしたので気が楽だな、しかし家族とはロビーでお別れ、コロナのため、面会見舞い禁止、外出も禁止。
はい、ここまでかなり個人的な内容でした。ここから先もやや、エグい画像など登場するので、個人の判断でここから先は、気分が悪くなる方はどうぞ、ご遠慮ください。
約一週間、声出し禁止、外出禁止、目の前にディスクユニオンあるのに、、、ただ、窓から外の景色を眺めるだけ。人生初です。手術には家族立ち会いが認められてYokoさんが付き添い。妙にはしゃいでました。やたら写真撮りまくりました。こちらは心臓が飛び出しそうなのに、、、
手術は全身麻酔で眠っている間に終わりました。いや、正確には覚えていません。記憶がとんでいました。一時間くらいの手術だとのことです。
手術前余裕かましてるnoahさん。
いよいよ手術室へ。おおードクターXみたいじゃないか、やけに沢山いるな、ここは大学病院だからインターンの学生の公開講義か、、、noahさーーーーん。M教授の声で目が覚めた。
コロナだから、酸素マスクの下にもマスク。これで息できるから不思議だ。
意識はないが、一度死んだ気持ちでというのはよくわかる。
手術は無事に成功。腫瘍も良性とわかる。ここから、2日は絶食、水も飲めず、点滴生活。カロリー計算完璧で10日で10キロ減量に。これが、意外にもまいう！
沢山の本や音楽を持参したがしばらくは何もできなかった、する欲求もなし。救いは看護師さんが、素晴らしい方々ばかり、何から何まで。山岡ひさのや、菅井きんみたいな婦長さんだったら怖いなあと思いきや、可愛い方々ばかり。時々、点滴の交換を忘れて右手の血が逆流したりするのは大目に見ます。
毎時間の点滴、検温、血圧、血糖値、食事。本当にお世話になりました。
いよいよ、退院前日。ヴォイスドクターのA医の診察。ここで退院の許可と声出しの許可、リハビリの予定が決まりました。
退院には、Yokoさんに付き添いいただき、挨拶して帰路へ。ここで体力の低下に気づきました。駅の階段が辛い。これは、日々取り戻すしかないだろう。
以上で、長い5月からの戦いと、夏休みは終わる。あくまで、ここに書いたことは、過去の話でしので、お見舞いの言葉やねぎらいの言葉は、いりません。ほとぼり覚めたので。さて、元気にラジオも復活です。
今回のことで応援してくれ、お見舞いのメッセージをくれた友人のみなさん、協力してくれた、仕事のスタッフ、ラジオ関係者、病院でお世話になりました。医療スタッフ、お医者様。何より、守ってくれた、家族。Yokoさん。感謝感謝。
まだ、喉は元には戻っていませんが、順調にリハビリの成果は出ています。いつか、完全復活祭をやりますのでその時に観に来てくださいね。
さあ、健やかに生きよう。
コマラジ 復活、9月4日。生まれ変わりましたね。
