金町でthe Tigerを観た夜

Say-Go!ラジオ【ナシゴレンNOAHのマイペンライ】
JR常磐線・金町駅前

とても近いのに遠く感じる街、「金町」初めて行きました。これまで全く縁がなかった。近隣の亀有や綾瀬、松戸などはあるもののプライベートでは行く機会が全くなかった。場所的には東京・千葉・埼玉のちょうど宇あたり、下町というよりも古い街と新しい建物が混在する街だ。

そんな金町へ来たのは、「The Tiger」を観るためだ。昨年の磔磔でのHot motto gumbo以来、ワンマンライゔは初めてだ

 

新年会というタイトルに相応しいライヴでした。

昨年から番組でもことあることに紹介し、年末のオルタナ大賞にも輝き、今や押しも押されぬライヴバンド。ワンマンライゔはどうなのだろう?はたして金町に人は集まるのだろうか?

会場は駅から徒歩で三分くらいのわかりやすい場所だ、既に開場を待つ人で溢れていた。迅速なスタッフ(マネージャー)の案内で混乱することなく入場。スタンディングだ!(泣)会場は程なく満員である。予想していたのは10代20代中心で、僕らは浮いちゃうかな?なんて心配はなかった。

年齢層は40・50・60代以上が中心まさにロック世代である。

 

最高のライヴバンドのシャウト!

ライヴはデビューアルバム「Get Ready」から彼らの今の地元「金町」からスタート、やはりかなりのライヴ本数を経験してきた結果が音にリズムに現れている。ヴォーカル、りんの声が太く唸りよりソウルフルに伝わる。

BASS、ゆうすけのしっかりとしたベースラインはこのバンドをまとめている欠かせないポジションだ。Dr.のあつしのリズムはこの年にしてあり得ないリズム感はまるでソウルバンドだアントンフィグを彷彿させるスネアは震えるようだ、そして、このバンドの要、ギターのたいが。新しいギターHEROが誕生した

ある日のCHAR、鮎川誠、CHABO・・・そうしたレジェンド達と引けを取らない存在感がある、それでいてやんちゃ坊主のような佇まいが、りんとともにこのバンドの個性、オルタナ性を感じずにはいられない

 

アンコール「我慢できない」のシングアロング

ライヴは新曲を交えながら、お馴染みのアルバムから、最新シングル「どこふく風」とテンポよく進む。三宅伸治とのコラボナンバーや忌野清志郎、BO GUMBOS、憂歌団、ARETHA、カヴァーを挟みながら客席をtigerのGroveに巻き込んでいく、

ふと思い出した、80年代の屋根裏でみたRC、LOFTで踊ったARB、シェルガーデンで揺れたSLIDERSまだそんなに世の中に出回っていなかった彼らだけれど、ライヴがとにかく良かった。程なくホールへ登っていき武道館まで走り去った。

同じ空気をこの夜の金町で感じた

 

ライヴのクライマックスで歌われた「働き者の歌」は既に日本のロック・バラードのスタンダードじゃないでしょうか?なんか久々にいいロックを聴かせてもらった、この日集まった、決して若くはない人生後半に差し掛かるオーディエンスの心に残ったのではないか・・・・

 

公式Xより転載しました。お疲れ様でした。最高の笑顔

こうしてワンマンライヴは「我慢できない」で2時間20曲無事に終了した。バンドの演奏も店の空気もオーディエンスのノリも良かった、合わせてこの日の功労者は現場に来ていたマネージャー氏だろう。

入場の的確な誘導、開演前の写真について(この日は写真・動画はNG)の説明、終演後の記念撮影など、そつなくオーディエンスを気遣いながら、ステージ袖で、バンドの彼らを見守りながらライヴをゴールまで持っていく、一番ほっとしているのはもしかしたら彼女ではないでしょうか。

いいバンドには必ずそれを支えるマネージャー(スタッフ)が存在する

 

公式Xより転載いたしました。

2月には千葉でワンマンがその後は九州や西日本でもツアーが組まれているバンド、セカンドアルバムも今年は期待できそうだ。番組でもまた特集などやりたいなあと思いました。応援していきたい本物のロックバンド「theTiger」が皆さんの街に来たら是非、会いに行ってくださいね。

金町を後にしながらふと考えてバンドの課題は10代20代にこの音楽をどうして伝えていったらいいのかな?ということ僕のできることはただラジオで紹介することやこうして文章で伝えることでしかありませんが、また、ライブに足を運ぶことかな・・・・

 

世の中に風穴開けろ!
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