約500人、この夏休み期間に会った、高校生の数だ。高卒で就職活動をする学生が運命の日を迎えるのが、9月16日。この日に向かいみんな頑張って準備する。面接という難関を乗り越えるためだ。
茨城、群馬、栃木、千葉、埼玉、〜山梨、静岡、神奈川、福島。まるで寅さんだ。この夏のお世話になった街だ。
いろんな地域でいろんな日本が見える。このコロナ禍で死に物狂いで頑張っている、地方の産業や中小企業だ少しづく回復して採用できるまで盛り返した。努力が見える。永田町や霞ヶ関からは見えないだろうな。
半導体、自動車部品、パソコン部品、電化製品、薬品製造、冷凍食品製造、魚加工業、土木工事、建設業、左官業、ゴルフ場キャディー、観光ホテルフロント、和食洋食中華飲食業、美容院見習い、神社の巫女、駅員、お巡りさん、自衛官、パチンコ店員、スーパー、ホームセンター、家電量販店、ドラッグストア、原発関連企業、測量見習い、電気検査、ビルメンテナンス、介護施設、知的障害者施設、などなど
日本の経済を支える仕事。主な高卒の希望職だ。ここには、広告代理店や、マスコミや、証券会社、IT企業はない。エンタメもプロスポーツもない。
これが、日本の現状だ。必死に食らいつく高校生、応援する先生方、文科省の偉い方々には聞こえないでしょう。
でも、夢はあるんですよ。夢を語るンデスよ。機会あるごとに、音楽やラジオや、夢を語ります。だって、10代可能性は無限大にあるんだから。
無人駅の単線、ホームで電車を待ちながら、iPhoneから Bob デイランが聞こえて来た。自由の鐘を鳴らせ。旅は続く。
