コマラジ 2周年記念ラジオの収録をスタジオで無事に終えて、その足で下北沢へ向かった。2年ぶりくらいの下北沢でしたが、この街くらい来るたびに目まぐるしく姿を変える街も珍しいだろう。
同じ東京でも下町の変わらない人間から見るとなんともせわしなく、落ち着かない街に感じてしまう。だからあまりプライベートで来ることは少ない街。数年前までは音倉で、毎月のようにライブ出演していたが、ここ数年はラジオ中心の活動でだいぶご無沙汰しております。
今夜は、長田進さんと佐藤奈々子さんのふたり会にお邪魔した。会場のラウンは、初めてでしたが、いい雰囲気です。love is drug やNioiなど、お二人のコラボレーション作品は放送でもオンエアーしていたのですが、Liveは初めて、長田進さんの今、を聴きたくて。
定刻通りに、今日の主役、奈々子さんと長田さんが静かにステージにあらわれると、ラウンが一瞬で暖かい太陽に包まれるような居心地のいい部屋に、そこはまるでふたりの部屋に招待された気分になりました。奈々子さんの言葉、言葉の力、言葉の意味、長田さんのギターの声、ギターの風、その全てが今まで聞いて来た音楽とはまったく違うタッチが見えてきた。
時折見せるお互いのアイコンタクトでさえも一本の糸で繋がっているような、不思議な関係が音と共に部屋に吹いてくる風のように優しく吹いて来た。この夜は久しぶりのライブとあって、初期の佐野元春さんプロデュース作品から、最近の長田進さんとのコラボレーション、興味深いところでは、鈴木慶一ムーンライダースカヴァー、そして現在、レコーディング中の新曲まで、新旧バランス良く演奏され、あっという間のライブ。
11月から、ツアーが始まるようです、各地でまたこの歌たちがどんな風に変化し、二人がどんな化学反応がおこるのか、楽しみなところです。ライヴ詳細は放送でもお伝えしますが、みなさんの街に、ふたり会がやって来たら是非、会いに行ってみませんか?
きっと素敵な時間で溢れています。
なんかとってもいい映画を観た後のような、暖かいきもちになりました。帰りの駅前の雑踏の中、行き交う人の笑顔がやさしく見えたのは、気のせいか、、、
旅が落ち着いたら、今度はラジオで、、、