久しぶりに友人から手紙が届いた
でも、なんだか久しぶりな感じもしないし、かと言ってお馴染みでもない
この一年僕らを悩ませたあの憂鬱な奴らとは距離を置いた。この物語は、そう僕らがこの間に忘れかけていた、出来事や宴や、家族や友人達や、仕事や旅や、生活を思い出させてくれた。
無理に頑張ろうね、とか負けないでとかあきらめないでなんていう鬱陶しさのかけらもない、等身大の今が存在していた。
力を抜いて、やりたいことをやりたいようにやってみた。名作というのはそうやって生まれてくる。
写真の中の物語の主人公が語りかける。なるようになるさと。
物語を聞き終えたらなんだか散歩がしてみたくなった、それはなれひさしんだ川沿いの道をあてもなく、そした優しい風が吹いて来てくれて答えを教えてくれそうな気がした。
もうすぐ、発売される井上富雄の新作、遠ざかる我が家。
この時代にこころ穏やかな時間を取り戻したいと思っている、すべての君に聞いて欲しいな。
ある春の晴れた日に、、、
ナシゴレンnoah
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