今朝は、宮城県仙台からローカル線で福島県相馬に向かっている。
一年振りだ。冷たい雨のせいかかなり寒い。この旅は三月末まで続く。
このところ振り返る事が多いようだ、今を精一杯生きてると過去はどうでもいいというか、大切な思い出でいいかなと。
一つは山形のラジオ出演について、音楽の話しやラジオの話しが中心なのだけど、だったはずなのだけれど、なぜかやはり、学校についてのことや、僕の過去の悲惨な経験についてまでわざわざ、番組では紹介されていた。
忘れたいこともある、でも自分の人生として向き合うこともある、しかしながら、あれから20年歳月が経過している、人前で話すことも無くなった、その必要もない。その時を知っている人の心の中にあれば。
もう僕が語ることはないだろう
もう一つの出来事は、同窓会だ。二十代の頃お世話になっていた、企業の同期会だ、昨年９月に連絡をいただいた時には信じられなかった。何せ34年も経過しているのだ。期待と不安入り混じった中、会場へ向かう。それだけの歳月が経過したのだからお互いの顔や姿が変わっていて当然だと
一気に三十数年のタイムスリップ、そこには同級生というだけで上も下もない、男性もイカした大人になっていた
女性もチャーミングな大人になっていた。なにより、みんないい目をしていた、輝いていた。なんだか嬉しかった、あっという間の時間は過ぎた、カラオケを勧められたけれど、遠慮した。それは、明日の本番のために喉を守ること。
楽しい宴はおわり、みなさんは二次会へ。僕は失礼した。体調のこともあるが、無理はしたくない、何より、今日の素敵な再会の余韻を感じたかった。
この三十数年前のたった5年の出来事の確認ができたのかなと。自分にきちんとけりがついた気がした。帰りの電車の中で窓に映った今の自分の顔の方が断然いい顔しているなと
そんなこと考えていたら、電車が亘理駅を通過した、震災後、電車が不通でここからバスで相馬に向かったことを思い出した、しかしそれも10年前、そして、いま、今日。僕は相馬へ向かっている。
今日を精一杯、そしてこれからもずっと
終わったら東京へ戻り、今夜はマイペンライです。また新しい構成になります、お楽しみに
そしてリクエストは佐野元春45周年第一弾です。どんなリクエストが来るか楽しみにしています。
