と夕焼け楽団 完全復活 横浜

ナシゴレン

三月のある日、ケニー井上さんと、呑んでいたら、「夕焼け楽団が5:2に横浜でやるよ。」と、、、これは行かなきゃ。京浜ロック以来です。

タイ行きの前に朗報です。今回の海外レコーディングのきっかけはやはり、夕焼け楽団70年代の海外録音や海外ミックスの作品。

ああ、楽しみだ

そしてひと月その日はやってきた。開演前、藤田洋麻さんと再会、お元気そうでした。僕らのブログを読んでくれていて嬉しかった。

元ミネソタファッツの「佐々木ケンちゃん貴一」」さんとも再会、この日は二曲ゲストで登場。

 

サムズアップはいいアーティストがたくさん出ている。ワクワクしながら開演を待つ、ビールを呑んで、ワインをボトルで、自分が出ないと本当に気が楽だ。ここは料理も美味しい。

ほどなく開演、まずは夕焼け楽団、軽く肩慣らし、アルマジロルンバ、洋ちゃんのギターが冴え渡る。驚いたのはほとんどノーリハでこのバンドの音。早くも2曲めでお目当てのキンちゃんの歌が聴けた。アラン父さんの名曲。ベースもブンブン唸る。これが夕焼けのベースなんだ。終演後少しお話し出来ましたが、まだまだ頑張るよと、嬉しい言葉が聴けました。

 

三曲め、いよいよ我らがケニーのボーカルは、パラダイスへの道。ソロでの演奏よりこの日は余裕があり歌が光っていた。よりレコードに近かったかも。なんかこの日はMCは控えめでした。

 

その後も繰り出される夕焼け楽団のナンバーやソロ、バディホリーのカヴァーなど、そしてこの日のスペシャルゲスト、佐々木ケンちゃんの登場。

これがこの日一番の山でした。大御所をバックに小舟の歌からカウボーイだった頃、圧巻の二曲はソロ、インプロの応酬にサムズが一瞬でフィルモアイーストに様変わりした。

いやあ、やってくれました。さすがわケンちゃん。まるでザバンドをバックに歌う、ジェリーガルシアでした。

ここでお待ちかねイノさんの歌。ここまでひたすら正確なリズムを職人のように刻んでいたが、ここでは独特なジョージハリスンボイスで歌い上げる彼の世界、最新のアルバム、イナホのみのるかなもステキなアルバム。

 

ラストは、洋ちゃんの名曲、星くず。もう何も言うことはありません。生きてて良かった。ここにはヒットチャートもない、過去のうんたらもない、伝説でもない。職人たちが積み上げて来た、それぞれの匠の技が繰り広げられただけなのだ。

 

いやあ、素晴らしすぎて今夜はもう帰ろうかと、、、そうでした。ラストは横浜の大先輩ムーニーさんとリズムセッション、、、その昔五番街のシェーキーズで米軍人前にバンジョーを弾いていたのを高校生の私は目撃していました。

この日はゆっくり椅子に腰掛けBBキングマナーのジャンプブルースを繰り出す。なんと言っても、ケニーさんバックにラッキーオールドサン、レイチャールズスタイルで、これが良かった。

ムーニーさん、本当にありがとう。あの時の高校生はこんなに大きくなりました。

こうして夢のような瞬間は終わりましたが、音楽を聴き始めた頃、そろそろ、巷のニューミュージックにもあき、MTVにも飽き始めた頃、久保田麻琴と夕焼け楽団に出会いそこからニューオールリンズ、ソウル、リトル・フィート、ドクタージョン、喜納昌吉、ライクーダー、レヴォンヘルム、たくさん教わりました。彼らがいなければ、バンドはやっていないし、このタイレコーディングもなかったでしょう。

そんな僕にとってのビートルズのメンバー全員の会えた夢のような夜でした。

え?あと一人?親分が、、、きっといつか会えると信じています。